4.13「悪法の枢軸を撃て!」について
4月13日の「悪法の枢軸を撃て!」デモパレードは晴天にも恵まれ、予定通り行われました。パレードの動員数は約400人、また報道関係者100人以上が取材に駆けつける等、盛況に終わったといえます。
既に4月13日の各局のニュース番組や、4月14日の各紙朝刊などでパレードの様子が報道されておりますが、参考に下記に報道各社Webサイトの掲載記事へのリンク一覧を御用意しましたので、ご参照下さい。
■朝日新聞(個人情報保護法案関連の記事がピックアップされています)
■読売新聞(パレードの様子について)
■毎日新聞(パレードの様子について・関連記事あり)
■琉球新報(パレードの様子について)
■沖縄タイムス(パレードの様子について)
■東京新聞(パレードの様子について)
■TBS(パレードの様子について・動画記事あり)
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またこの他にも報道各メディアへの記事がありましたら、掲示板の方へ御一報願えればと思います。多くのご参加、応援ありがとうございました!
悪法の枢軸を撃て!銀座パレード 日記風まとめ
4月13日(土)
◎12時30分。
前日まで雨が降り続き心配された天気だが、おお、カラリと晴れ上がったじゃないか。まずは第一関門突破。
集合&更衣場所はダカーポ編集部。すでに吉岡忍、吉田司、斉藤貴男ほか羽織袴部隊は着替え終了。吉田司の衣装は正月に小泉純一郎総理が記者会見を行った際に着ていた紋付き袴。家紋も小泉家と同じものを作成。
地下会議室では久田恵率いるレース地のファンタジーな格好の妖精部隊(妖怪部隊じゃないぞ)が出番を待っている。
準備は整った。佐野眞一は北海道からどうしても戻って来れないので欠席。残念だろうなあ。
◎1時00分。
僕はネットのテキスト系サイトで青環法に反対の表明をしている「じーらぼ!」の春九堂さん(このサイトも作ってくれました)と連帯表明ということで、アフロヘア&サングラスでアロハシャツにブラックスーツ姿。フェイスペイントでもみあげを描く。
ダカーポ編集部を出発、徒歩5分のとこにある水谷橋公園へ向かう。少しくらいもう人が集まってるかなーと思ったら、すげえ! 溢れてるよ! どうしちゃったんだあ?
「ごらんください。ちょっと異様な集団(←ぉぃ!)がここ銀座に集まっています」とTBSアナウンサーが中継している。
昨日までは、去年の9月2日日比谷でやった「個人情報保護法案をぶっ飛ばせ!2001人集会」が、かなりの情宣をしたにもかかわらず、雑誌と一部の新聞以外からは、まったくといっていいほど無視されたので、どうせ……とあまり期待はしていなかったのだが、ついに関心をテレビや新聞ももったようだ。
あちこちでみんなが取材陣からコメントを求められている。永江朗ら知人を見つけるが、仮装しているので挨拶しても僕だと気づいてくれない。
その一方、「春九堂さんのサイト、『じーらぼ!』を読んできました」見知らぬ青年から声をかけられる。青年はバッグから金色のアフロを取り出し装着。
よよよ、本当にサイト参加表明で人が動くよ! と感動。春九堂さんもやってきて『じーらぼ!』組は3歳〜38歳のなんと28人。お互いほとんど初対面ってのがすごいね(うちアフロ装着15人)。
◎1時30分。
まず橋本克彦があいさつ。今日のパレードの趣旨を述べ、次に吉田司(小泉又次郎)、日名子暁(川上音次郎)が自分の持つプラカードの人物を解説。
デモ責任者の僕は、デモをする上での注意点を呼びかける。
踊るもよし、歌うもよし、自由にやってくれ!
今日は祭だ。
ただし、他人の日常に祭を持ち込むな。迷惑だ。
路上の人に好意を持たれるように、マナーを守って、紳士淑女として行動してくれブラザー&シスター。
◎2時00分。
約400人が沖縄エイサー隊を先頭に行進を開始。
ドキドキ。こんなに集まると思っていなかったので、公園の使用許可およびデモ申請の参加人数、虚偽じゃないかって叱られないかなあ。だってほんとにこんなに集まるなんて思ってなかったんだもん。
まずは、ヒップなダンスとファンキーなリズムで、沿道の人々へのつかみはOK。
沖縄は9/11のテロ事件以降、米軍の情報公開状況は激変。有事法制及びいわゆるメディア規制3法が最もかかわってくる沖縄のメディアの危機感は、本土とはまったく違うものだ。このパレードの企画運営にも沖縄のマスコミ労協は積極的に協力してくれたのだ。
そして羽織袴姿のジャーナリスト、ノンフィクション作家らが自由のためにファイトした偉人たちのプラカードを掲げて続く。遺影として持って歩くという案もあったが、絵にすることを考えたらやっぱりプラカードで正解。
これには取材陣が殺到。「純一郎ヨ、祖父サマハ泣イテオルゾ!」の幟旗が百姓一揆っぽくてイイ! 角材とズボン用ハンガーで作った即席のものだけど、見栄えがいいや。
続いて硬派なムードを一変させる妖精組と春九堂アフロ&コスプレ組。
フレンドリーな面々は路上の人々へ注目大。土曜日の銀座に買い物しにきた人らにさかんにカメラを向けられている。
そして新聞労連から借りてきた宣伝カーと巨大バルーン。
法案の持つ問題点、危険な本質を沖縄のテレビ、ラジオで活躍するアナウンサーが語りかける。声が違う、心に響く。やっぱりプロだ。
単なる仮装行列と間違われないためにも、赤旗、シュプレヒコールありのオーソドックスなデモ部隊も登場(出版労連ほか)。しんがりは再びコスプレをしたロフトプラスワンのはぐれ外人部隊。
ざっとこんな感じのパレード一行は賑わう銀座外堀通りを歩き、日航ホテルを右折し、日比谷公園へ向かう。しかしアフロがこんなに蒸れるとは!
◎3時30分。
日比谷公園到着。吉岡忍がお終いのあいさつ。
予想以上の参加者、報道陣、ってことでパレードは約30分押してしまい、おまわりさんはカリカリしていたようだ。ちょっとしたトラブルはあったけど、まあ、大声出してストレス発散できたし、仮装しておまけに車道を堂々と歩けたし、沿道の人や他の集会グループからも声援受けたし、かな〜り楽しかったですよ。
最後にエイサー隊の演舞を楽しみながらのどを潤す。
ヒステリックでなくユーモラスに、メディア規制という問題だけでなく、すべての国民に関わる問題としてアピールしたい、と考え開催された銀座パレードはこうして終了しました。
ご協力、ご支援、ありがとうございました。
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